2023/07/13 20:42
入稿データ作成のポイント
~ 基礎編 ~
綺麗にデザインできたイラストでも、入稿の段階で設定に不具合があると綺麗に印刷できなかったり、思わぬエラーが発生してしまうことがあります。ここでは、ミスが起きやすいポイントについて解説します。
急いでいる時こそ、再入稿などで時間がかからないようにぜひチェックしてください。
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◆◇ 作成のポイント ◇◆
point.1 イラストの解像度
point.2 カラーモード
point.3 塗り足し
point.4 アウトライン化
point.5 画像の埋め込み
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対応しているアプリケーション:Adobe Illustrator(.ai)2020 まで対応。
印刷データは、こちらの入稿テンプレートをダウンロードし、レイアウトしてください。
Point.1 イラストの解像度
イラストの解像度が低いと、イラストが綺麗に印刷されない原因になります。
kinko’s fabが推奨する解像度は、カラー印刷:300~400dpi、モノクロ印刷(グレースケール):600dpiです。
後から解像度を変更しても、一見データ上は解像度が上がりますがイラストは綺麗になりません。イラスト作成前に必ずご確認ください。
★解像度のチェックポイント★
□ イラストの解像度が適正である
Point.2 カラーモード
通常、PCのモニター画面はRGBで表現されています。しかし印刷物はCMYKで表現されるのが一般的です。
RGB形式で画像を配置しているとくすんだ色に変換されてしまいます。
メニューの「ファイル」>「ドキュメントのカラーモード」を開きましょう。
「CMYK」が「Japan Color 2001 Coated」 になっていればOKです。
★カラーモードのチェックポイント★
□ メニューの「ファイル」>「ドキュメントのカラーモード」を開き、「CMYK」が「Japan Color 2001 Coated」になっている
Point.3 塗り足し
「塗り足し」はカットする際に端までキレイに背景が印刷されるように、仕上がりサイズより少し大きめに背景を作っておくことです。
塗り足しが必要な商品は、入稿用テンプレートに必要な塗り足しの幅を記載しているので、ご確認の上データ作成してください。
★塗り足しのチェックポイント★
□ 各辺3mmの塗り足しが設定されている ※塗り足し不要の商品もございます
Point.4 アウトライン化
もしデザイン内に文字が入っているなら、「アウトライン化」されているか確認しましょう。
もし文字のままだとご入稿いただいたデータをkinko’s fabが開いたとき、文字化けしたり、別の字体に置き換わってしまってイメージと異なるものになってしまうことがあります。
メニューの「書式」>「フォント検索」で「ドキュメントフォント」の欄が空欄になっていたらOKです!
もしフォント名が表示されればアウトライン化できていないものがあります。オブジェクトロック・レイヤーロックを確認して、再度アウトライン化しましょう。
★アウトライン化のチェックポイント★
□ メニューの「書式」>「フォント検索」でフォント名が表示されない
Point.5 画像の埋め込み
Illustrator内に配置した画像は、基本的に「リンク」という形で表示されています。もしリンク元の画像が編集された場合、Illustratorも同期して変更を反映するためです。
ただし、このまま印刷してしまうと画像がうまく表示されないことがあります。そのため、「印刷するぞ!」という時は「画像の埋め込み」を行いましょう。こちらも入稿前に必ず確認いただきたいポイントです。
メニューの「ウィンドウ」>「リンク」から「リンクパレット」を表示し、画像名の右に「!」マークが表示されていなければOKです!
★画像埋め込みのチェックポイント★
□ メニューの「ウィンドウ」>「リンク」で「リンクパレット」表示し、画像名の右に「!」マークが表示されない
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★ データ作成のポイント
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